最近 737MAXの大型の初飛行が成功し2022年に商用になるとのニュースが
出てきたのですが。 結局737MAX問題ってなんだったのかをおさらいします。
1.結局737MAX問題ってどーなったのか?
忘れたころにFAA(アメリカの飛行機のお役所)から出ましたね
勝手に要約すると、FAAが認可するお役所なはずなのにメクラ印を押しちゃったこと
そして、ボーイングが「やっつけ」の仕事をしてしまったという内容です。
民間旅客機であれば、絶対必要なフェールセーフの機構が働かないおおざっぱな
お仕事になってしまいましたという内容です。(この要約もおおざっぱ過ぎますが)
2.根本原因はどこにあったのか?
設計が古すぎるのを無理やり使いまわして、新設計にするカネをけちったのが
原因と思っています。
下の写真は737MAXおよび、737-100の写真です。(いずれもwikiから)
わかりずらいかもしれませんが全くエンジンの大きさが違います。737-300でもエンジンが大きくなったのですがこの時は地面との距離を
稼ぐためにエンジンナセル(カバー)をおむすび型にして凌いでました。
じゃ、エンジンが大きくなったのだから、高さを高くすればいいじゃんと
私も考えましたがこれが簡単ではないのです。下の写真は737の底面(これもwiki)
主脚(メインギア)がむき出しで収まっていますが要はこの長さを長くすれば
地上高は稼げます。が、見てお分かりのとおりこの部分、主翼と胴体をつなぐ
肝心かなめの部分、胴体および主翼の再設計が必要になりそうなのは明らかです。
ところが、この737胴体の設計は737より前の727さらに前の707から
ほとんど設計を変えていないというケチケチな作りなんです。
設計古すぎていろいろ困ったことが発生するけどMCASでごまかして
飛ばしちゃったというところでしょうか?
3.今後の流れの妄想
要は地上高に余裕があれば今回のようなことが、起こんなかったことを考えると
とりあえず今ある737-9MAXまでは現行の設計で、主脚をやっつけでも良いので
長くしたものを737-neo?かなんかで大急ぎで作ってしまうというのがいいのかと
思います。主脚が長くなってしまえば悪名高きMCASも不要だし一瞬コストはかかる
ものの、「今」主脚をのばすことをする必要があると思います。
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