2021年6月28日月曜日

結局737 MAX問題って 何だったのか?

 最近 737MAXの大型の初飛行が成功し2022年に商用になるとのニュースが

出てきたのですが。 結局737MAX問題ってなんだったのかをおさらいします。


1.結局737MAX問題ってどーなったのか?

  忘れたころにFAA(アメリカの飛行機のお役所)から出ましたね

  まず日本語の記事そしてFAAの記事になっています。

  勝手に要約すると、FAAが認可するお役所なはずなのにメクラ印を押しちゃったこと

  そして、ボーイングが「やっつけ」の仕事をしてしまったという内容です。

  民間旅客機であれば、絶対必要なフェールセーフの機構が働かないおおざっぱな

  お仕事になってしまいましたという内容です。(この要約もおおざっぱ過ぎますが)

2.根本原因はどこにあったのか?

  設計が古すぎるのを無理やり使いまわして、新設計にするカネをけちったのが

  原因と思っています。

  下の写真は737MAXおよび、737-100の写真です。(いずれもwikiから)

    わかりずらいかもしれませんが全くエンジンの大きさが違います。

   737-300でもエンジンが大きくなったのですがこの時は地面との距離を

   稼ぐためにエンジンナセル(カバー)をおむすび型にして凌いでました。

     じゃ、エンジンが大きくなったのだから、高さを高くすればいいじゃんと

   私も考えましたがこれが簡単ではないのです。下の写真は737の底面(これもwiki)


    主脚(メインギア)がむき出しで収まっていますが要はこの長さを長くすれば

  地上高は稼げます。が、見てお分かりのとおりこの部分、主翼と胴体をつなぐ

  肝心かなめの部分、胴体および主翼の再設計が必要になりそうなのは明らかです。

  ところが、この737胴体の設計は737より前の727さらに前の707から

  ほとんど設計を変えていないというケチケチな作りなんです。

    設計古すぎていろいろ困ったことが発生するけどMCASでごまかして

   飛ばしちゃったというところでしょうか?


3.今後の流れの妄想

   要は地上高に余裕があれば今回のようなことが、起こんなかったことを考えると

   とりあえず今ある737-9MAXまでは現行の設計で、主脚をやっつけでも良いので

   長くしたものを737-neo?かなんかで大急ぎで作ってしまうというのがいいのかと

   思います。主脚が長くなってしまえば悪名高きMCASも不要だし一瞬コストはかかる

   ものの、「今」主脚をのばすことをする必要があると思います。



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