2019年4月30日火曜日

なぜボーイング737MAXが落ちたのか その5 再度、何が原因だったのか(1/2)

 5.1 原因を考える前に

   スピンコントロールという言葉をご存じだろうか?
   スピンコントロール自体は風評の維持や、企業に関しては
   株価の維持により株主への責任という意味では正当な行為だと思います。
   ただ技術的観点から考えると、ポイントをずらす行為のように思います。
   例えばこれ(AFP)とかは、「当局は、失速防止システムが機体が急降下する直前に
   作動していたという暫定的な結論」という一部の事実から、タイトルの
   「ボーイング機墜落、失速防止システムの誤作動が原因」とスピンしています。
   例えばこの人とかは(あまり悪く思わないでください)スピンされた情報を
   元にマニュアルが不充分だから、マニュアルを理解できない地域だけの問題
   じゃないかとスピンどころの騒ぎでない外れたコメントを発信しています。
   (もしかしたら、この人自体がスピンコントロールしようとしているのかも
   しれませんが。 
    メーリングリストで回ってきた大前研一さんの一連の事故のコメントが、
   情報が偏った中でも、さすがに本質を的確に指摘して素晴らしいのですが
   リンク出来ないのが残念です。

0 件のコメント: