2.2 エンジンがあまりにも前にあることの不幸
エンジンが前にあっても普通に飛行する分には問題無いです。
問題は、通常じゃ無いとき、つまりゴーアラウンド(着陸復行)の時の特性が、
違うことです。(ゴーアラウンドだけじゃないですが)
ゴーアラウンドをいつ使うかというと着陸しようとして、飛行機のスピードをおと
着陸態勢をとったものの、なんらかの理由で着陸せずもう一度高度を上げることを
言います。このときエンジンパワー最大で高度を回復しようとします。
(エンジンパワーなしで高度回復しようとすると、更にスピードが落ち、
着陸したくないのに着陸したり、下手をすると墜落してしまいます)
ゴーアラウンドの時の力関係を絵にするとこんな感じになります。
つまり、ゴーアラウンドの時にはエンジンの力の違いが出ます。
雑な絵で申し訳無いのですが、737-500と737-800の比較をするとこんな感じです。
737MAXの方がエンジンパワー強く、前方上方についているので
エンジンパワーに引っ張られて機首がより強く上げる力が
発生しているのがこの絵でわかるかと思います。
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