4.2 でも事故の責任をパイロットだけに求めるのは酷すぎる
NHKのニュースで元JALのパイロットの人が、「推測するに
事故機のパイロットは、なすすべ無く墜落したと思われる」
とおっしゃっていました。
これは、普通のひとなら、そーなんだーと聞き流すかも
しれませんが、かなり深い意味を私は感じました。
すべてのパイロットは、飛行中の全責任が自分にあることを
強く認識しています。飛行機は自動車と違い止まることが
出来ません。どのような事態が発生しても旅客の安全を
確保するために、言い過ぎではないですが飛行機のすべての
機能を理解しどうかして危機を回避します。
両エンジンが停止し、ハドソン川に着水したパイロットが
奇跡と評されていますが、まさに「すべての手を尽くし
旅客の安全に尽くす」訓練を常にパイロットは実施しています。
そういう背景を知った上で、JALの元パイロットの人は
「なすすべ無く墜落した」と表現しているのは、
”全力を尽くしてもパイロットの力量では回避できない”と
私は受け取りました。ご存じの通り、パイロットは2人乗務します。
二人とも全力を尽くしても墜落してしまう事態は、
パイロットの技量ではカバーできないものと私は思っています。
737-800のライセンスを持っている人が737-MAX8に移行する際には
iPADで1.5時間の教育により運行が出来るそうです。
1.5時間の教育では、この問題がカバーできないということを
意味しているように思えます。
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